面接で何を言うのか

 私は自分で事業をしていますので、就職の面接を良くします。履歴書を見て、だいたい合格不合格を判断していきますが、合格にしても、たいていは面接でがっかりすることが多いです。それは何かというと、履歴書に掲載されていること以外をアピールして欲しいのに、そこをアピールしてこないことです。こちらは事前に送られてきた履歴書を穴のあくほど見ています。なぜ、履歴書を読んだ上で面談するかといえば、履歴書に書かれていない情報がほしいからです。これは、面談する方の立場からすれば当たり前のことです。

 

 ほとんどの人が「私は履歴書に書いてある通りの人間です」という態度で、履歴書に書いてある情報以外を自分の情報として提供してくれません。こちらも、忙しい合間を縫って時間を割き面接しているのです。履歴書の内容を確認するだけでなく、それなりの成果、というか充実感がほしいのです。では、履歴書以外の事、で何を言えばいいのか。一つは今までやってきたならいごとやおけいこごとにつて。例えばダンスを習っていました、ということを言ってもらうと、「あ、この人はからだを動かすのが好きなんだな」というふうに新情報としてこちらも得るものがあるわけです。他は現在勉強中の資格の事。勉強中の資格については履歴書に乗せるのをためらわれる場合がありますが、口頭で面談の際言うのは差しさわりありません。現在勉強中の資格をうかがうことで、面接官は、その人がどんな仕事に興味があり、どの方向に人生のかじを取ろうとしているのか、重要な情報を得ることになるのです。